愛犬のための がんが逃げていく食事と生活

愛犬のためのがんが逃げていく食事と生活

『愛犬のための がんが逃げていく食事と生活』
ISBN-10: 4062155087
ISBN-13: 978-4062155083
出版社:講談社
発売日:2009/12

愛犬のガンが気になる、心配、不安な方へ

あなたはこんなことでお悩みではないでしょうか?
●愛犬がガンと診断され、どんな治療をしたらいいのかわからない
●愛犬の癌に、三大療法以外の選択肢がないか探している
●がんと診断された愛犬に、何を食べさせたらいいのかわからない
●免疫力を高める方法が知りたい
●免疫力を上げる食材が知りたい
●免疫力をアップさせるマッサージが知りたい
●とにかく、家庭でガン治療をサポートできる方法が知りたい
余命宣告されても諦めるのはまだ早い!
今日から始められる免疫力を上げる食材・食事の本
「愛犬のためのがんが逃げていく食事と生活」
ができあがりました!
愛犬が癌と宣告された方はもちろんのこと、ガンだけでなく、難病と診断された子達にも、有益なヒントを提供できる1冊となるでしょう。

■ 物事には必ず原因があります
癌という「目に見える現象」は、原因無くして生じたりしません。必ず原因があります。その原因を探り、排除した結果「目に見える現象」が落ち着くなら理解できますが、原因を排除せずに「目に見える現象」だけを手術で取り除いたり、化学療法や放射線療法で小さくしても、原因が残っている以上、遅かれ早かれ「再発」するのは、仕方のないことかもしれません。

■ 三大療法を否定するつもりは全くありません
もちろん、私は癌の三大療法(手術療法、化学療法、放射線療法)を頭ごなしに否定するつもりは全くありません。三大療法のお陰で治った子も世の中にはいます。

しかし、その三大療法をもってしても改善しきれなかった子達がいるならば、少なくとも三大療法は万能ではないといえるのではないでしょうか?

■ 納得できる、最良の治療を受けたい
愛するわが子が「がん」と診断されたとき、飼い主さんの不安は筆舌に尽くしがたいものがあります。余命宣告までされて、数日間泣き続けた飼い主さんも珍しくありませんでした。

とにかく飼い主さんとしては、

●可能な限り最良の治療を受けたい
●納得できる治療を受けたい
●そもそもどんな治療法があるのか知りたい

この様な想いは強いのですが、発見から治療開始まで猶予はありません。
皆さん、そのとき知りうるベストを尽くされます。

しかし、時に後悔することがあるのもまた事実です。

■ 実際の診療で確かめてきた代替療法
この本では、実際の診療で、愛犬の癌と向き合い、悩みながら共に闘ってきた飼い主さん達と須崎が、一つ一つ真剣に確かめてきた「三大療法以外の選択肢」について書かせていただきました。もちろん、これらの方法の中にはその効果が現代科学で証明されていないものもあります。しかし、全てとは申しませんが、奇跡的な改善につながった事実は一つや二つではありませんでした。

問題解決能力の高さは、取り得る選択肢の数と、運用する人間の柔軟性に大きく影響されます。この本の内容が、あなた様の判断材料の一助になれば幸いです。
※この本で書かれた内容は、獣医師と飼い主さんの間でじっくりと検討された上で運用されたものです。私も実際の診療では、個々のケースで必要に応じてアレンジを加えておりますので、この書籍に書かれていることが、そのままあなたの愛犬のケースに当てはまらないかもしれません。ですから、妄信的にこの本に書いてあることを採用することはオススメしておりませんし、効果・結果については一切の保証、お約束が出来ません。なにとぞ、実際の治療におかれましては、担当獣医師と十分にご相談の上、採用するしないをご決断いただけますよう、お願い申し上げます。

こんにちは、須崎動物病院の須崎です。
これまで10年間、犬・猫の食事を見直す、リンパマッサージを取り入れて免疫力を高めるといったアプローチで、「通常の診療とは異なる選択肢を探している飼い主さん」のお手伝いをさせていただいております。

これまで、ペットの手作り食本は10種上梓させていただきました。
そのご縁で、日本全国から「諦めたくない飼い主さん」達の診療依頼をいただき、
「薬以外の選択肢はないか?」
「手術以外の選択肢はないか?」
「他に何か方法はないか?」
と、「前例のないこと」ばかりを求められ、それに応えるべく、様々なことを勉強させていただきました。

本当にこの10年、熱心な飼い主様方に鍛えられ、育てていただきました。

お陰様で現在は、目の前に横たわる原因不明の体調不良の子に対して、
●どんな原因が
●どこに
●どのくらいあって
●何をしたら排除出来るか?
を一つ一つ探る診療をある程度確立させていただきました。

もちろん、まだまだ道半ばで、更に上を目指す気持ちでおります。
まだまだやれることはたくさんありますし、
課題も山積みです。

しかし、10年一区切りと申しましょうか、
ここまでの経験をまとめないかとのご依頼を頂き、
この度、愛犬のガンについて本を執筆させていただきました。

この本は、あまりにも通常のアプローチと異なります。
ですから、ご家庭の方針によっては全くお役に立てない内容かもしれません。

ですから、この本は以下のような方にお読みいただきたい本です。

対象とする読者

がんにならないための育て方を知りたい方で、
●免疫力を高める食材・食事にご興味のある方
●ありきたりの方法ではない方法にご興味のある方
●代替療法をお探しの方
●ホメオパシーやフラワーレメディにご興味のある方
●実際の診療で確かめてきた代替療法にご興味のある方
●柔軟性のある方
●問題解決力の高い方
●「妙案」をお探しの方
●新しい「何か」をお探しの方
●オーダーメイド医療にご興味のある方
●症状を単に抑えるのではなく、原因追求型の医療にご興味のある方
●ご家族やご友人を三大療法を駆使したにもかかわらず亡くしてしまい、
他に何か方法はないかとお探しの方
などです。

逆にこの本は、西洋医学、とりわけ「三大療法」がベストな治療法だとお考えの方には「トンデモ本」と思われても仕方のない内容ですので、購入されないことをおすすめいたします。

この様に、かなり個性の強い本ですので、印刷された部数はここ最近の私の著書の中で最も少ない本です。もちろん、反響によっては増刷されるかもしれませんが、老犬本がそうであったように、初版をもって絶版になる可能性もあります。

「今は元気だけれど、将来何か合ったときのために準備しておこう」
という方は、お早めにご注文ください。

目次

「がん」は怖いものではなく、デトックスのサイン
「がん」は原因を取り除けば、自然と小さくなる
がん治療はその子に合わせて、原因究明を
愛犬のがん治療のために、飼い主さんができること

1章 「がん」が消えていく食事と生活

・ごはんを食べると「がん」になるって本当!?
・粘膜を強化して、感染しても発症しない体づくりを
・腸粘膜を強化する食事を
・具だくさんおじやが基本です
・ごはん作りで心がけたいポイント
・免疫力をアップする食材
単体で多くの栄養素。元気回復の決め手! 全体食品
・免疫力をアップする食材
腸を元気にして副交感神経に効く 発酵食品
・免疫力をアップする食材
毒出しなどの免疫力アップ効果が満載 食物繊維
・免疫力をアップする食材
体温を高めて、血行を促進する 体を温める食品
・免疫力をアップする食材
植物に含まれる、強い抗酸化力を持つ成分 ファイトケミカル
・免疫力をアップする食材
感染予防、デトックスに力を発揮する 粘膜を強くする食品
・免疫力をアップする食材
がん予防に有効な野菜、くだもの、穀類、香辛料など デザイナーフーズ
・がん発生・悪化を促す要因となるなりうる、デリケートな時期には避けたいNG食材
・「がん」を自然退縮させる最強レシピ
①「基本のおじや 白身魚+玄米+野菜」
②「中華風粥」
③「鯛めしスープかけごはん」
④「納豆じゃこおじや」
⑤「根菜たっぷりすいとん」
⑥「鮭とキノコの豆乳粥」
⑦「アジのつみれおろし蕎麦」
⑧「タラの野菜あんかけごはん」
⑨「流動食 パンプキンスープ」
⑩「流動食 チキンオートミール粥」
⑪「大豆たんぱく コーンクリームリゾット」
⑫「大豆たんぱく入りトマトスープごはん」
⑬「いもようかん」
⑭「バナナパンケーキ」
・体を温め代謝をあげる生活習慣の心がけ
・適度な運動
・血行を良くするマッサージ
・ショウガの殺菌・温熱効果が効く ショウガ温湿布
・手軽に患部を温める レンジ蒸しタオル

2章 「がん」が起こるメカニズム

・免疫力を高めても治らないナゾ
・リラックスすると症状が悪化するナゾ
・腫れはデトックスのサイン!?
・くしゃみ、鼻水、鼻づまりは要注意!
・体臭・口臭もがんのサイン
・「がん」の主な原因は感染か!?
・「がん」が治った!
・がん・腫瘍を克服した例の共通点
・愛犬が「がん体質」になっていないかをチェック
・「がん」は感染症? 犬、猫の感染源は鼻?
・がん・腫瘍を克服したステップ
・血液の汚れと冷えががんをつくる
・栄養補給よりもデトックス

3章 治療方法を考える

・三大療法は完璧ではない
・リンパ節まで切除する手術は危険
・化学療法は正常な細胞も攻撃する
・「がん」を発症した今の生活を見直す
・飼い主の不安な気持ちが愛犬の免疫力を低下させる
・リラクゼーションは最良の薬
・再発を繰り返す理由
・転移とは?
・まったく本質でないことを心配するのを止める
・条件が変われば、結果もやることも変わる
・室内除菌
・口内ケア
・吸引

4章 「がん体質」を変える食事とは

・毎日の食事が免疫力に差をつける
・食事と免疫の話
・免疫細胞の6割が腸に集中
・素材と調理法で免疫力に差をつける
・副交感神経を優位にする食品
・個々の身体にあった食べ方
・免疫力維持↓腸内環境を整える
・大量食い、一品主義などは逆効果
・免疫力がアップする食べ物
・食べ物、自律神経、免疫の関係
・交感神経を刺激するNG食材

5章 「進行がん」が治った! 元気になった!

・悪性リンパ腫を克服しました
・乳腺腫瘍を克服しました
・肥満細胞腫を克服しました

6章 医師からのこんな宣告に悩んでます

・断脚しないと死ぬと言われて悩んでいます
・余命宣告されて悩んでいます
・三大療法はしたくないのですが、強くすすめられます
・免疫力を高めるサプリメントをすすめられていますが高額のため悩んでいます
・「がん」の処方食を食べないと死ぬと言われて悩んでいます
・脾臓に腫瘍があり、脾臓は取っても問題ないと言われて悩んでいます
・将来生殖器系の「がん」になるといけないから不妊手術をした方が良いと言われ悩んでいます
・飼い主が質問すると獣医の機嫌が悪くなるのですが…
・「鼻から肺に腫瘍があるから安楽死を」といわれて悩んでいます
・獣医師に手作り食を反対されたことがあります
・セカンドオピニオンを受けようとすると阻止されました
・もう、手の施しようがないと言われました。あきらめきれないのですが…
・犬にたべさせてはいけない食材