かんたん!手づくり猫ごはん

かんたん!手づくり猫ごはん

『かんたん!手づくり猫ごはん』
ISBN-10: 481634988X
ISBN-13: 978-4816349881
ナツメ社

Part1 我が家の手作り体験記

 case 1 フードを併用しながら手作りを続けてストラバイト結石が減りました
 case 2 余命宣告から2年 見違えるほど若返りました
 case 3 好みの食事は三匹三様 フケが出なくなり、血色もよくなりました
 case 4 体が引き締まり、手ヅヤもアップ 工夫次第で食べてくれるのが喜びです
 case 5 諦めかけていた悪性リンパ腫が改善 欲しがるものを与えるのが我が家流
 case 6 療法食をやめて手作りへ 尿結石と慢性大腸炎を克服しました
 case 7 完食を目指して工夫 手作りによって絆が強まった気がします
 case 8 体調がよくなり、病気知らずの体に 好きな食材から徐々に広げていきました
 case 9 きっかけは同居犬の手作りごはん ぽっちゃり体型がスマートに
 case10 便秘も下痢も、いつのまにか解消 水分をたっぷり摂るようになりました
 case11 結石が判明したことから手作り開始 目の周りのトラブルがなくなりました

Part2 猫がよろこぶ食事のアイデア大辞典

猫は、しばらく食べなくても平気な動物。 心配には及びません。 でも・・・・・・・

よろこんで食べた! 食材編

ブロッコリー/納豆/わかめなどの海草類/焼き海苔/こんにゃく/骨入り鶏ひき肉/
パン/かつお節/油揚げ/ホタテ貝柱/玄米/青海苔/脂肪の多い部位の肉/梨/かぼちゃ/煮干し/苦い野菜/おから/乳製品/梅干しの種で取っただし/メロン/甘いとうもろこし/ゆでた枝豆/しいたけで取っただし/トマト/さつまいも/卵

よろこんで食べた! 調理法・味付け編

ぐちゃぐちゃに混ぜる/フードに似た形状にする/オイルをかける/スープたっぷりに 
する/電子レンジやオーブンで火を通す/手で裂く・ほぐす/生の肉魚類を混ぜる/好物
を一番上にのせる/とろみをつける/生温かくする/フードを混ぜる/作りおきの野菜
ペーストを使う/食感や大きさをそろえる/食材を使い過ぎない/食材を大きめにする/
ドライイーストを少量ふりかける/新鮮な食材を使う

よろこんで食べた! 与え方編

毅然とした態度で与える
翌日に再び与える
遊んだ後に食事タイムを作る
苦手なものは空腹時に与える
手から与える
噛んだものを与える
食べなかったらすぐ片付ける
他の猫が食べているところを見せる
口の中に放り込む
食べるところを注目しない
初めての食材はごく少量から

小皿テストで好物を見つけよう!

Part3 健康を作る基本のレシピ

難しく考えないで!手作りごはんはアバウトでOK

〈食材のバランス〉
猫にとってのベストバランスは
肉魚類:野菜類:穀類=7:2:1
〈ごはんの量〉
体型をよく観察して
それに合わせて調整していきます
〈フードの切り替え〉
慣れるのには時間がかかります
焦らず、少しずつ切り替えましょう
〈NG食材〉
もともと有害なものは食べない動物
あまり心配しすぎないように

recipe1 猫にとって必要な10の栄養素を摂取しよう

  ●ビタミンA:鶏レバーハンバーグ
  ●リノール酸:具だくさん卵焼き
  ●α-リニレン酸:サバ豆腐
  ●アラキドン酸:ポークトマトシチュー
  ●タウリン:ホタテとじゃがいもの豆乳グラタン
  ●アルギニン:タラの味噌汁ごはん
  ●ナイアシン:焼きサバのとろろごはん
  ●ミネラル:れんこんのすり流し汁
  ●食物繊維:磯の香りごはん
  ●水:とうがんと厚揚げのスープ

recipe2 体調に合わせた食材を使ってちょっとした不調を立て直そう

 肥満に……タラとたっぷり野菜のスープ/豚肉と春雨の炒めもの
 便秘に……ヨーグルトサラダ/白菜と長いものとろりんスープ/納豆オクラチャーハン
 下痢に……かきたまスープ/しらすと野菜のおじや/ふんわり卵粥

recipe3 食材選びや食べやすさを工夫して年齢に合わせて作りましょう

[子猫のレシピ]
離乳期:なまり節入り柔らかごはん/成長期:あんかけ豆腐ハンバーグ/
成長期:鶏ささみと緑黄色野菜の炒めもの

[高齢猫レシピ]
サバとオクラの和風スープ/カツオと夏野菜のだし茶漬け/チキン麻婆豆腐

飼い主にさんに聞く!!
うちの猫がよろこんだ簡単ごはんレシピ
小皿テストで好物を見つけよう!

Part4 猫ごはんの常識Q&A

 Q1 ピーマンやなすは関節炎を招く?
 Q2 海苔や煮干しは尿結石のもと?
 Q3 アボカドには死に至る毒が含まれている?
 Q4 じゃこは尿石症の場合は控えるべき?
 Q5 鶏以外の肉は与えてはいけない?
 Q6 穀類は消化器官に負担をかける?
 Q7 玄米や雑穀は消化できない?
 Q8 魚の血合いはくる病を招く?
 Q9 レバーを与えるとビタミンA過剰症になる?
 Q10 マグロには有害物質が凝縮されているから危険?
 Q11 昆布に含まれるヨウ素は甲状腺を腫れさせる?
 Q12 納豆を食べると関節炎になる?
 Q13 牛乳よりヤギミルクの方がおすすめ?
 Q14 イカやタコを食べると元気がなくなる?
 Q15 米ぬかは必要なタウリンを排出してしまう?
 Q16 猫草って体にいいの?

調理法・与え方のこと

 Q17 電子レンジを使うと栄養素が壊れてしまう?
 Q18 生肉と加熱肉、どちらが体にいい?
 Q19 生肉を冷凍すると酵素が死んでしまう?
 Q20 同じ部位の肉ばかりだと、栄養が偏る?
 Q21 野菜は生の方が栄養素が多く含まれる?
 Q22 肉類と穀類を混ぜてはいけない?
 Q23 魚のオイルは毎食与えるべき?
 Q24 スープごはんでないと水分が不足する?
 Q25 1日2食でないといけないの?
 Q26 絶食はいけないこと?
 Q27 療法食を食べると本当に病気が治る?

栄養のこと

 Q28 カルシウムはサプリメントなど添加するべき?
 Q29 手作りだと食物繊維が不足しがち?
 Q30 ビタミンAを野菜から摂ることはできる?
 Q31 塩分はよくないもの?
 Q32 たんぱく質の摂り過ぎは内臓に負担をかける?
 Q33 植物性たんぱく質は体によくない?
 Q34 人間用のビール酵母は与えてはいけない?
 Q35 漢方薬や生薬は与えない方がいい?

これって異常? 大丈夫?

 Q36 手作りにしたらやせたけれど大丈夫?
 Q37 やけにハイになったのはなぜ?
 Q38 うんちの臭いが薄くなったのはなぜ?
 Q39 鮭を食べると吐くのはなぜ?
 Q40 “2~3日食べずに2日間食べる”をくり返しますが?
 Q41 犬のようにがつがつ食べるのはおかしい?
 Q42 吐いてケロッとしているけれど大丈夫?
 Q43 手作りにしたら下痢をしたのはなぜ?
 Q44 魚主体の食事はイエローファットを招く?
 Q45 仔猫のとき食べなかったものは、おとなになっても絶対食べない?
 Q46 にんにくを与えるとノミ・ダニがつかなくなる?
 Q47 毛布を食べるのは食物繊維が足りないから?
 Q48 人間と違って野菜の有害物質を解毒できない?
 Q49 食事が変わると精神状態が不安定になる?
 Q50 外国産の猫には外国産のフードを与えるべき?
 Q51 缶のフードにはアルミが溶け出している?
 Q52 手作りごはんは歯の健康を損なう?
 Q53 猫を空腹にさせると、脂肪肝になる?
 Q54 完全肉食獣だから肉以外は食べられない?