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オススメの湿度計
前回のコラム「犬猫との暮らしで湿度計をみる&除湿機で湿度管理する習慣のメリット」をお読みくださった方から、「お勧めの除湿機とか湿度計はありますか?」とのお問い合わせを数件いただきました。
また、診療中にお話しすると「湿度計の見方を知らない方」「そもそも自宅に湿度計の無い方」がいらして、驚くことがあります。
須崎動物病院と須崎家では
【EMPEX CX-1690】
を使っております。
これは「湿度がどれぐらいだとヤバイ」と私が覚えていなくても一目でわかるんですね。
写真をご覧いただくとおわかりの通り、「大体湿度が60%位だったらまぁカビとかは安心ですよー」ということがわかります。
便利じゃないですか?
これを毎日見ていると習慣化されていくのです。
須崎家では、床から170cmくらいの高さに湿度計を置いて、「この部屋は床に近い方が湿度が高いんだなぁ」などと状況把握しております。
値段も2,000円でおつりが来る程度なので、気軽に買えると思います。
オススメの除湿機
そしてオススメの除湿機ですが、須崎的には2つございまして、ひとつは床に置くタイプです。
もう一つは、換気扇のように壁に設置するタイプです。
床に置くタイプ
私はこまめに水を捨てられるタイプではないので、できるだけタンクの大きい除湿器が好みです。
コロナ社のPシリーズを十数年間愛用しております。
コロナ社Pシリーズのメリット
メリットは【タンクがでかい】ことです。タンクが小さいと、一日に何度も水を捨てに行かないとならず、面倒くさいです。
しかし、このコロナ社のPシリーズは3.5リットルもためられますから、私のようなものぐさにはとても助かります。
そして【除湿量は一日に6.3リットル】もあります。
診療所で飼い主さんに紹介して、「結露がなくなった!」「カビが生えなくなった!」というようなご報告をいただいているので、とても良いものなんだと思っています。
ちなみに夏場の診療所では、終業後にひと晩稼働させておくと、朝には一杯になっています。
もう一つは【入手しやすい】!
ホームセンターなどで売っているので、入手しやすいです。
価格も1万円台なので、これまたありがたいですね。
買ってきて、箱から出して床に置き、コンセントに刺してスイッチを入れるだけと【設置しやすい】のもありがたい特徴です。
コロナ社Pシリーズのデメリット
デメリットとしては2つ考えられます。
まずひとつは当たり前の話ですが、【4kgを運んで水を捨てないといけない】ことです。
タンクが3.5リットルですから約4キログラムの水の入った入れ物を水を捨てるところまで運ばないといけないのです。
男性にはそれほど大した事ではないかもしれませんが、女性にはなかなか容易ではなく、例えば二階から一階まで運ばなきゃならないとか、逆に地下から一階まで運ばなければならないとかとなると、なかなか大変です。
また私の場合出張が多いのですが、妻に「出張中にこれ毎日水捨てしていただけます?」とお願いするのはとても気が引けます。
かといってお願いしないと湿気がひどいことになってしまって除湿機がある意味がなくなるんですよね…。
またもう一つのデメリットが【ものによって音が気になる】時があります。
この14年間で複数の部屋に設置し、故障したから買い換えてなどで合計9台の除湿機を買いましたが、ほとんどのものは音が気にならないんですけれども、ごくまれに初期不良で音がうるさいものがありました。
ですから、最初に買ったものが「ウルサイ!」と感じても、「コロナの除湿器はダメだ!」などと思わないでください。ちゃんと音が小さい製品もございますので、うるさいなと思ったら、怒ったりしないで「初期不良だったんだな…運が悪かった!」と解釈して、交換してもらってください!
こんな便利な除湿器があるのですが、もっといいモノがありました!
水を捨てなくていい除湿機→ダイキンのカライエ!
そして、最近須崎家のリフォームで取り入れたのが、換気扇のように壁に設置する、ダイキンのカライエです。
そもそもこれを導入した経緯は、須崎家のクローゼットの湿度が梅雨から夏にかけて80%から90%になるという状況があり、夏の湿度の高い間に服にカビが生え、秋に衣替えをするときにほとんどクリーニングに出さないと着ることが出来ない、という状態を何とかしたいという思いからでした。
除湿器を置いてはいるのですが、三週間の出張中に除湿機の水を捨てることを妻に頼むのは、とても心苦しい、けれど放置したら湿度が高くなって、服がカビてしまう…。
「だったら、今の除湿機(コロナ Pシリーズ)にドレーンなどをつけてポンプで部屋の外に出すななんて事はできないんですかねぇ?」と工務店の人に聞いたら、
「換気扇のように壁に設置するタイプの除湿機がありますよ!」
とおっしゃるのです。
湿気の多い空気を外に出し、乾いた空気を戻す
このカライエは部屋の湿気を含む空気を外に出して、外の空気を取り入れるときに水分をカットして室内に送り込むという画期的なものでした。
まずメリットとしては水を捨てなくていいんですね。
もともと、あまり行けない別荘の湿度管理に適した除湿器なのですが、当然のことながら普通の家にも設置してメリットがあります。
除湿量は一日10リットルですから、先程の設置型のものよりも除湿能力が高いのです。
水捨て無しでカビ・結露対策になるのです。
どうです?よくないですか?
でも、電気代が気になるという方もいらっしゃるでしょう…
除湿機能と電気代のバランス
カライエには4つの運転モードがあって、
1)自動
2)パワフル自動
3)控えめ自動
4)ターボ
の4種類です。
【自動】は目標湿度が60%のカビや結露の心配が高い状態にならない様に、自動で風量等を調整して、適湿になれば自動でオフになるのでとても経済的です。ずっと作動していたら電気代が心配…という方もいらっしゃるかもしれませんが、こんな機能がついているので安心です。運転中は紫色のランプが点灯します。
【パワフル自動】は目標湿度が50%です。運転中は黄色のランプが点灯します。
【ひかえめ自動運転】部屋の温度に応じて自動で目標湿度を設定して除湿してくれます。目標湿度を高めに設定するので、電気代が気になる時にオススメのモードです。運転中は青色のランプが点灯します。
我が家で大活躍しているのが4番目の【ターボ運転】で「湿度ガンガン減らしまくり!」で、部屋の湿度にかかわらず最大除湿運転をしてくれます。運転中は赤色のランプが点灯します。
そして、タイマーもありますので、6時間、12時間、2週間と選べます。タイマーセットされると、運転中は真ん中に緑のランプが点灯します。
そもそもこれを導入した経緯は、先程申し上げたとおり、須崎家のクローゼットの湿度が梅雨から夏にかけて80%から90%になるという状況があり、夏のその湿度の高い間に服にカビが生え、秋に衣替えをするときにほとんどクリーニングに出さないと着ることが出来ないという問題を解決したいからでした。
「徹底的に除湿したい!」と思って導入したので、ターボモードでその部屋を除湿しまくりましたところ、なんと湿度30%代になりました。
すると…我が家のクローゼットは一階にあるのですが、何事も高いところから低いところにものは流れてくるので、湿度30%の部屋があれば他の部屋もそれに応じて湿度が下がってきます。
しばらくすると妻から「なんか髪の毛がパサパサしてきたんだけど」と言われ、苦笑いしながらそのままにしていたのですが、出張に行って戻ってきたら自動モードに変更されておりました(笑)。
それでもきちんと60%をキープできておりますので、カビの心配はございません!
久々に買ってよかったものだったので、ダイキンさんに頼まれてはおりませんが、周りの友達にはことあるごとにオススメをして回っています。
そのぐらい便利で我が家には画期的だったものでここでも熱く語ってみました。
日本はどうしても湿度が高く、湿度が気になる…でも、水捨てが大変…なんていう方は、こんな除湿機を活用してみるのも良いのかもしれません。
追伸:工務店の方に設置して頂くタイプです!