須崎動物病院が考える「理想のシャンプー」とは?

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須崎動物病院が考える「理想のシャンプー」とは?

マジカルシャンは飼い主さんの要望でできたとききました。須崎動物病院が考える「理想のシャンプー」ってどんなものですか?

汚れ落ちがいいのに、毎日洗っても肌荒れしない「都合のいいシャンプー」です。

理想の洗浄〜体を洗うとはどういうことか?〜

「何を当たり前のことを…」
と思われる方が多いと思いますが、基本的なことなのでまず最初に…

須崎が考える理想の洗浄とは、

  • 皮脂汚れを落とすけれど
  • 肌の潤いを落としすぎず
  • 皮膚表面にいる『体に有益な菌』を殺さず
  • 肌の抵抗力を落とさず
  • 毎日洗っても汚れは落ちるのに肌荒れしない!

だと考えております。

ここでは『皮脂汚れ』を、
「皮脂にホコリ・汚れ・細菌・古い角質などが混じり合った皮膚表面上の老廃物」
と定義しましょう。

犬や猫、そして私たち人間の肌表面には、『常在菌(じょうざいきん)』といって、皮膚病面の抵抗力をコントロールしていたり、有害な細菌の侵入を防ぐ働きをしている『有益な菌』が存在しています。
これらの『常在菌』は、皮膚の皮脂腺から分泌された皮脂を栄養として、脂肪酸を酸性・分泌し、肌表面に弱酸性の皮脂膜、つまり皮膚バリアを張って、有害な菌の侵入を防いでいます。

ですから、洗浄後はできるだけすぐに『常在菌』の助けを借りて、本来あるべき状態に戻せることが理想となります。

洗浄後に皮膚が乾燥したりかゆくなる理由とは?

では、なぜ市販のシャンプーなどを使うと肌にかゆみなどを引き起こすことがあるのでしょうか?それには、次のような大きな理由があります(もちろん、他にもあります)。

肌にすすぎ切れず残った合成界面活性剤が、引き続き肌表面で洗浄効果を発揮し続けるため、皮膚バリア形成が邪魔されたり、破壊されるため、皮膚が乾燥したり、有害な細菌などに刺激を受けるためかゆくなるという理由です。

合成界面活性剤は中性成分のため、皮膚表面の酸性、アルカリ性によってコントロールされません。
よって、石けんなどの弱アルカリ界面活性剤が、皮膚表面で中性や弱酸性になることで洗浄効果が発揮できなくなるのに比べて、合成界面活性剤は、肌表面に存在する限り、ずっと皮脂と汗を混合して皮膚バリア形成を邪魔し、その結果肌表面の水分が蒸発してしまい、乾燥して、かゆみが生じます。

この様に、皮膚バリアが形成できない状態で、防腐剤、酸化防止剤、タール色素、金属イオン封鎖剤、合成香料などが皮膚表面に残っていたら、一体どのようなことになるでしょうか…???

この様な理由から、洗浄後に皮膚が乾燥したり、かゆくなると言われております。

理想のシャンプーとは?

しかし、界面活性剤が全く入っていないと洗浄力が落ちるのも事実です。
実際に開発途中の界面活性剤が全く入っていない状態でテスト使用した飼い主さんからは「これは、安全なのでしょうが、皮脂汚れの落ちが良くありません。」という声(苦情?)をいただきました。
ですから、商品化において、洗浄性を高めるために、皮膚表面に残りにくい非イオン界面活性剤を極少量使用しました。

このことで『キレイに洗浄できるのに、肌と環境に優しいシャンプー』ができました。
その上、98%以上がバクテリアに分解されて自然にかえるシャンプーですから、生物に100%は存在しないと理解した上でも、自信を持ってオススメしますし、ぜひ安心してお使いいただきたいです。

ピッタリかどうかはわかりませんが、2006年から開発・製造・販売しているシャンプーですので、大きく期待を外れないと思います(もちろん、個体差あり)。
「ウソだと思ったら本当だった!」という正直なご感想をいただくことの多いシャンプーですので、ひょっとしたらお役に立てるかもしれません。この機会にぜひ一度お試しいただき、ご感想をお聞かせください。

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