福岡上空に原因不明の「もや」→呼吸器や眼の周りの症状が増える?

大気汚染

福岡上空に原因不明の「もや」→呼吸器や眼の周りの症状が増える?

九州医療科学大学の講義で宮崎へ

2011年2月7日、宮崎県に行きました。
客員教授を務めさせていただいている、九州保健福祉大学(現 九州医療科学大学)の薬学部、動物生命薬科学科で「動物栄養学」の授業を行わせていただくためです。
2011年1月末から始まった霧島火山群の新燃岳の噴火の影響で宮崎空港に到着できるかどうかというところでしたが、幸運にも着陸できました。

眼鼻に違和感

飛行機から降りて空港の中を歩いていると、なんとなく眼と鼻に違和感がありました。
そして、空港から外に出ようとしたあたりで、その違和感が強くなり、外に出たところでくしゃみや眼のかゆみが出てきました。
「火山灰でこんなことなるのかなぁ?」
と不思議に思っておりました。

そして、ホテルについてテレビをつけたところ、
「2011年2月6日、福岡県福岡市で、原因不明のもやがかかった」
との報道がありました。

「原因不明」のもや

その原因は、
●黄砂ではなく
●風向きから考慮して宮崎の火山灰ではなく
ということで、
その後、
●「大陸の大気汚染」などの影響ではないか?
ということになったようです。

偶然かどうかはわかりませんが、2月の上旬から中旬にかけて、急に体調不良になったペット達の診療依頼が増えました。

しかし、もちろん九州地区からのご報告もあるのですが、日本全国からその様なご依頼をいただきました。
なぜだろうと調べてみましたところ、下記のページを見て、納得がいきました。

全国的に大気汚染の影響を受けている?

今、日本では、逃れようのないことが起こっているようです。

こんなときだからこそ、
「ちょっとやそっとでへこたれない身体」作りと、
「来るなら来てみろ!迎え撃ってくれる!」という対処法と、
両方が必要のようです。

最近、当院の診療では、くしゃみなどの呼吸器症状や眼の周りの症状(突然まぶたや眼球が腫れるなど)が増えて来ております。
こじれてから対処するより、先手必勝!転ばぬ先の杖です!
あなたさまもお気をつけ下さい。



硫酸塩エアロゾルと光化学オキシダント(オゾン)の濃度予測分布図(地上付近)

スモッグ(人為起源の微小粒子)と黄砂の濃度予測分布図(地上付近)

九州医療科学大学