4月3日の強風は交通網に影響を及ぼしましたが、
同時に黄砂の影響も大きかったですね。
そのときは、沖縄にいたのですが、
たまたま見かけた「放し飼いの犬」が
くしゃみを連発し、目の周りをこすっているのをみて
「それなりに影響があるのだろう」
と感じました。
東京に戻ってくると、
その直後から体調不良になった子の診療依頼が増えていました。
それが黄砂の影響と断定できる訳ではありませんが、
黄砂が多い日の後は、診療依頼が増える傾向がある様です。
この時期は、
●眼の周りの症状
●くしゃみ・せきなどの症状
●顔が腫れる
●リンパ節の腫れ
●後ろ脚が急に力が入らなくなった
などの症状が出る子が多い様です。
症状は「白血球が異物を排除しようとして生じる結果」
であり、「必要なことが起こっている」のです。
ついつい、今までの価値観で、
「症状だけを消そう」
と考えてしまいがちですが、
症状は必要があって出ているものですから、
安易に消すのではなく、
かかりつけの動物病院のご協力をいただいて、
原因を特定→原因を取り除く→症状が出なくなる
と導きたいものです。
もちろん、急激に症状が強く出た子は、
その症状が原因で生命の危機に瀕するケースもありますので、
症状を抑える+原因を抜く
で、元の状態に戻してください。
いずれにしても、
この時期は急に体調不良になるケースが増えてきている様で、
様子を見ているうちに急激に悪化するケースも少なくない様です。
ちょっとでも「んっ?」と感じたら、
念のためにかかりつけの先生にチェックしていただいてください。