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多頭飼いのご家庭で愛犬・愛猫が次々とがん宣告される…
同じご家庭で、複数の犬や猫が、同時または間隔をあけて次々と、がんや腫瘍などの体調不良に見舞われ、飼い主さんが落ち込んでいらっしゃるケースがございます。
食事を変えてもあまり大きな変化を感じられず、
「何が問題なのでしょうか?」
とよく質問されます。
症状は同じでも根本原因は違うかもしれない
もちろん、原因はあるはずです。
しかし、お祓いをしなければならないとか、
ツボや掛け軸を買わなければならないとか、
さらにハンコを変えなければならないといった類の原因以外に、本質的な原因があるはずです。
個々のケースで根本原因は違うでしょうし、症状が同じでも原因が全く同じというケースを当院では診たことがありませんし、
単純じゃない病気を治すためには、
「●●を食べさえすればいい!」
というわかりやすい「万能の答え」もありません。
原因は体内にあるだけではないかもしれない
これは、あくまでも当院の経験でしかないので、参考程度にお読みいただければいいのですが、多頭飼いで次々と具合悪くなる場合、
- 食事内容
- お口の状態
- 身体の状態
- 生活環境状態
をチェックしております。
食べ過ぎず、少なすぎず
定期的に体内調整を行い、
生活環境中に原因があるならばそれを特定して減らし
あとは、体内臓器に滞りがあるならば、
経絡刺激などで調整する
という方法で、まず原因を抜いて、処理能力の範囲内に導くことが重要だと考えております。
原因が環境から補充されることもある
よく「症状が出ているの子」のケアに一生懸命になりすぎて、「生活環境の清浄化」を見落とされる方がいらっしゃいます。
しかし、せっかく「症状が出ている子」の身体から原因が抜けても、生活環境から補充されたり、口の中で増えたりするならば、何もしなかったのと一緒になることがあるので、ぜひ、見落としなきようお願いいたします。
必ず複数頭が具合悪くなる原因がある
須崎動物病院では、
全てのステップが適切に機能しているかどうかをチェックしてから、「今、すべきことで優先順位の高いものは何か?」を探り、飼い主さんにもご対応いただいております。
特に、複数頭が具合悪い場合は、生活環境に改善すべき点があることが多いので、そういう視点も大事にしてみてください。
もちろん、生物相手に万能な考え方や方法はありませんし、解決策は一つではありませんが、必ず原因があるので、症状や結果ばかりに焦点を合わせず、「原因を探って排除して、症状が出続ける理由をなくす」という視点も大事にしてみてください。
もし、須崎動物病院が実践している原因療法がお役に立てそうなら、ご連絡下さい。