愛犬・愛猫の食べむら問題を正確に理解して、根本的に解決するには?

食事・栄養

愛犬愛猫の食べムラが気になる!
という飼い主さんが珍しくありません。

食べムラが心配…

食べムラがあると、
このまま食事を食べなくなり、
栄養失調になって病気になったり、
最悪死んでしまうのではないか?

と思われるようです。

では食べむらは病気なのでしょうか?

食べムラは心配な出来事?

結論から申し上げれば、食べムラの【初期】は
===
自己調整
===
です。

しかし、
それを軽いうちに適切に対処すればいいのですが、
大抵は【伝家の宝刀】
===
様子をみます
===
が振りかざされます…。

その結果、根本的な対処がなされず…
時間と共にこじれ…
気がついた時には
ホームケアでは解決出来ないような状態にまで
悪化する…

そんなケースを毎週診ております…。

そんな現実があるから
【伝家の宝刀】
を振りかざす飼い主さんを
全力で止めたくなるのです…

では、食べムラは何が問題なのでしょうか?

食べムラの何が問題なのか?

食べムラは

●ワガママ
●栄養失調

の原因になるから「怖い…」
という意見がございますが、
はたして本当にそうでしょうか?

何が怖いのでしょうか?
不安や心配・恐怖心は、必要な事を知らないから生じます。

逆に、適切に知ることで不安や心配・恐怖心はなくなります
ですから、適切に知ればいいのです!

まず、ワガママについてですが…

美味しくないものを食べさせたいか?

よく

「ドッグフードやキャットフードを食べないからといって、
 人の食事やおやつをあげるのは、
 美味しい味を覚えて、
 ゴネれば飼い主が美味しいものを出してくれるのを学習し、
 根比べをすれば飼い主が先に折れて
 美味しいものが出てくるから、
 犬や猫も待つようになる。
 そんなワガママ犬猫になってしまう。」

という意見がありますが、
それの何が問題なのでしょうか?(笑)
不味いものなんか食べたくないですよね?(笑)

でも、「みんなが言っているから…」って思います?

思考停止

「人の食事やおやつは良くない」
という考え方は

「コロナ怖い」
と一緒で、不正確な認識の思考停止状態です!

もちろん、なんでも行き過ぎや偏りすぎはダメで、
全体的に見て
バランス良い食生活を送らせればいいだけの話で、
バランスがいいというのは
===
いろいろ食べさせる
===
ことなのです。

肉や魚だけ!
ではなく…

普通の飼い主さんには
無意識レベルの調整能力が備わっているので、
とくに心配はいらないのですが、

ごく稀に極端な飼い主さんがいらっしゃって
そういう方が「ヤラカシタ事例」を
「こんな例があるから危険です!」
と喧伝するのは的外れと考えます。

だって、その方も、
「常識レベルの知識があれば防げた話」
ですから…。

栄養バランスに不安を感じたり、
あなたのやっている事が間違っていないかを確認したいなら
ペット食育協会で勉強すればバッチリです!

これで
「食べムラで栄養失調になるんじゃないか?」
という不安ともおさらばです!

食べムラが続く場合は別の問題が…

食べムラが何ヶ月にもわたって続く場合があります。
そんなときは、【食べもののせいではない】可能性が高いです。

どんな不調もそうですが、

●必ず原因がある
●食事が原因のこともあれば、食事以外が原因のこともある
●食事以外が原因の時に、食事の見直しに固執すると、時間の経過と共にこじれる

ということがあります。

ですから、

●身体のどこがスタートで
●何が原因の
●どんな問題が起こっているのか?

を調べる必要があるのです。

スタート地点の問題は、必ずしも血液検査などの数値変化や、レントゲン検査などの形態変化があるとは限りません。

東洋医学的手法かつ!【熟練の触診】などで探るものです。

食べムラが起こっているということは
何かが起こっています。

自力で乗り越えられるなら、自己調整で終わります。

しかし、自己調整でも乗り越えられなかったら、慢性化します。


その時、飼い主さんにできることは、
この問題を解決出来る獣医師
のところに連れて行くことと、
その獣医師から言われた事を正確に実践すること

だけです。

餅は餅屋!
チェックは熟練の獣医師!
日常ケアは飼い主!

そのように考えて下さい。

もっと詳しく知りたい場合は、こちらから

関連記事