はじめまして、先生のネコに手づくりごはんを読ませて頂き、とても感動いたしました。生後2カ月のねこを飼い始めた時でしたので、さっそく先生の本のとおり実行してみました。
ところが、ちょうど1カ月を過ぎた9月20日、顎の下に2mm位の丘疹が多数できてしまいました。他に顔、脚、尾には湿疹状のものが数個できています。
たぶん、私のやり方、考え方に足りないところがあるのだと思いますが、どんな原因が考えられますでしょうか?
金田和也さま
こんにちは、須崎です。
この度はご質問をありがとうございました。
目次
猫の湿疹・丘疹の原因は?食事だけではない理由
さて、ご質問の件ですが、ひょっとしたら「手作りご飯で丘疹や湿疹が出来た」と誤解されているかもしれませんが、食事以外の原因も考えられます。
特に日本の場合、春や秋などの季節の変わり目は、様々な理由から症状が出るペットがおり、食事以外の原因で同じ症状になっていることも考えられます。
湿疹・丘疹の改善に必要な4つの対策
当院のケースに限れば、必ず身体のどこかに根本原因があり、
●腸の状態を改善する
●口内ケアを行う
●環境除菌を行う
●食事内容を変える
等を行って根本原因量を自力で処理出来る程度に減らすことで、症状が落ち着いてくることが多いです。
実は、
あごの下の丘疹は、内臓で起こっている闘いの影響があごに及んだ結果として症状が出ていることもあります。
猫の皮膚トラブル、根本原因を見極めるには?
診察していないため、推測になりますが、
症状を消すという選択肢はありとしても、
●何が根本原因なのか?
●体内のどこの部位に根本的な不調があるのか?
などを、探っていただくことで、
より根本的な解決になろうかと思います。
ちなみに、当院の経験では、丘疹や湿疹のある部位以外の所に改善ポイントがあることが多かったです。
だからこそ、どこにどんな影響が出るかは個々で異なりますので、憶測で応えて初動が遅れるより、方法は何でもいいので、原因を探ってもらえる獣医師に直接調べてもらうのが一番いいと思います。
初動が遅れると、その間は放置したことになり、改善に手間取るので、できればお早めに行動していただき、「なんともなくてよかったねぇっ♪」で終わっていただくのが一番の希望です。
猫の湿疹・丘疹は動物病院に相談すべき?
ぜひ、お近くの原因療法が得意な動物病院で、根本原因を探り取り除いてもらってください。
あと、傷んだ組織・臓器は、必要なケアをしてもらって下さい。
どうしても心配でしたら、ペットの食事に精通した獣医師か、ペット食育協会の講師に相談するのがおすすめです。
手作りご飯を続けても大丈夫?飼い主さんの不安を解消!
ちなみに、食事内容はそのままで解決することもございますので、金田さんの作った食事に問題があったわけでは無い可能性が高いので、自信を失わずに取り組まれてくださいね。
これからも、楽しいキャットライフをお過ごし下さい。
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