猫が余命宣告から復活した話1★余命宣告など大きなお世話!★

猫が余命宣告から復活した話1★余命宣告など大きなお世話!★

余命宣告されたけれど抗いたい

愛猫が余命宣告から復活した話


愛猫が原因不明の不調で余命宣告された…

先日、10年程お手伝いさせていただいた猫が、

「原因不明の不調でいよいよ…」

とかかりつけの先生に余命宣告され

「看取り」のアドバイスまでされたそうです…。

最後にどうしても

「須崎動物病院に今までのお礼がてら…」

ということで、お越し下さいました。

こんな状態で愛猫が余命宣告されたら、飼い主さんも辛いです…

  • 食欲もなく
  • 元気もなく
  • 歩かず寝てばかりで
  • すっかり筋肉も減って痩せてしまい
  • 身体も時々震えて
  • 貧血・脱水状態で
  • 呼吸も荒く…

普通に考えてもなかなか厳しい状態で

いつも明るい飼い主さんも眼に涙を浮かべて…

でも、僕の前だからか

「頼れる飼い主を演じて」

(死ぬまではメソメソ禁止!)

いらっしゃいました。

受け入れつつ抗う

もうかなり弱っているので、

あまり無理なく、

スッと旅立てるように、

  • 身体の不快感を減らすことが期待できる
  • いくつかの刺激

に加えて

万に一つの望みをかけて

  • 復活するかもしれないツボを
  • 最適と思われる順番で刺激をし
  • 必要と思われるトリートメントを行い

「お疲れ様でした。」

の気持ちを込めて、送り出しました。

猫が余命宣告されたら「もう長生きできないのでは?」と不安に思う…

この飼い主さんとも、もうお目にかかることもないのだろう。

そんな寂しさもありますが、

  • 生き物の死亡率は100%
  • 諸行無常
  • 栄枯盛衰
  • 生き物である以上いつかは死ぬ!

という気持ちで、お見送りをさせていただきました。

それから5日後…

余命宣告より長生きする可能性は無いの?

その飼い主さんからこんなメールが届きました。

おはようございます。

先日は、お騒がせしました。

私も40歳を超え…

泣かないと決めてましたが…

何日か続いた呼吸困難の

苦しそうな姿に

さすがにうろたえました。

普段は、

カゴを被せても逃げ出すくらい

キライな自宅ケアのハズなのに

カゴ無しでジッとしていたのは、

相当具合が悪かったのだと思います。

まだ、本調子ではないですが、

昨日から1口2口と

ほんの少しずつ

食べるようになりました。

まだ予断は許さないですが

山は、超えたみたいで一安心です。

本当にありがとうございました。

ん………?

愛猫が余命宣告されたらどう考えたらいいのでしょうか?

万に一つの望みがかなったということでしょうか?

こんなことがあると、いつも思います。

「生物に未来予測は意味が無い」と…

結局、死ぬも生きるも、どうなるかなんてわからないのです。

わかったような気になって、簡単に余命宣告したり、

その反対の「絶対大丈夫」もない…。

どうなるかなんてやってみないと解らないことは多く、「今できるベスト」を尽くすしかない!

と感じております。

結果的に元気になるかもしれないし、

予測通り残念な結果になるかもしれないし…。

この様に、僕はいつも飼い主さんとその愛犬愛猫に教えられます。

「諦めない気持ち」

「一寸先は闇か光明かすらわからない」

「今できるベストを尽くす」

「どんな結果になっても、受け入れる準備と覚悟はできています」

だから、

「自分で勝手にストーリーを考えてどうせこうなるからと諦めたりしない!」

「どんなに正論だとしても、希望を奪うようなことは言わない」

「もう無理って、お前は神か!」

「どうなるかなんて、だれにもわからない」

「うちの子、大丈夫ですよね?治りますよね?とか、きかない」

そんな事を感じております。

人は経験が増えると、とかく「知った気」になって、

「データ上はこうなる可能性が高く、ここからの復活は難しいです…」

などと振る舞いがちですが、

どうやら私は、いつまでも、

「小僧、修行が足りん!出直してこい!」

と、動物達に言われ続けるのかもしれません。

その後、奇跡的に復活してくれたとのご連絡をいただき、とにもかくにも、ちょっと復活してくれて良かったです。

僕も「これは難しいだろう…」と当初は思ってしまったので、自分の至らなさに深く反省です…

やってみないとわからないことって多いんですよね…

漫画『SLAM DUNK』における安西先生の有名なセリフ

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」

“If you give up, the game is over.”

という言葉を思い出しつつ、

今日も一日、抗えるところは抗っていきましょう!

追伸:「具体的にどうしたんですか?」とよく聞かれます

しかし、科学の大前提に「条件が変われば結果が変わる」という原理原則があり、反応も個体差があるという現実から、原因療法では症状や病名では「何をするか?」は決まりません。

実際に「何が必要なのか?」はその子の状態で変わります。

ですから、この子でやったことが、必ずしも他の子に合うとも限らず、何も起こらないならいいのですが、何かが起こったら申し訳ないので、「この子にやったこと」はお伝え出来ません。

そのかわり、お近くの「原因療法」や「根治療法」に取り組む東洋医学「系」の動物病院で、「今この子にとって必要なことは何か?を調べてもらって下さい。

どうしてもみつからない場合は須崎動物病院が対応させていただきますが、できるだけ近くがいいと思います。

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