春から夏、秋から冬に眼の充血、涙目、時には瞼が腫れぼったくなりました
愛犬(♂ 未去勢 2歳)が生後半年あたりから、眼の充血、涙目、時には瞼が腫れぼったくなっておりました。
常時、この症状なのではなく、
- 春先あたりから夏ころまで、
- 初秋あたりから冬くらいまで
と季節的に起こっており、最近アレルギー検査をいたしました。
その結果、樹木、雑草などのほか、食物アレルギーもありました。
米・大豆・小麦・大麦・玄米・鶏肉・ターキー、ししゃもがアレルゲンと評価されました。
食物に関しては、これらを与えなければ良いだけですが、自然界におけるものは避けたくても避けにくいのが現実です。
空気清浄機も稼働しておりますが、症状は変わりません。どうしたらいいでしょうか?
アレルギーかもしれませんが、異物を排除しようと必要か津正常な反応かも?
コショウをヒトの顔に向けて振りかけたらくしゃみが出る様に、この子のように、眼の周辺に症状が出る場合、頭から何かをかぶった結果、それらを排除しようとして、「必要かつ正常な排除反応」として、症状が出ている可能性があります。(かなりの確度でそう思います)
もしあなたが、須崎動物病院が発信する、ここの記事やメルマガなどをお読みいただいている方でしたら、
- 毎年、
- 春は早いと2月下旬頃から、
- 秋は早いと9月下旬頃から、
- 偏西風・黄砂の影響なのか、
- 環境中に微生物・化学物質・重金属の量が増え出す様で、
- 多くの犬や猫がこの時期、体調不良になっているようです。
- そして毎年の、3月~6月と、9~11月が
- そのピークとなっているようです(須崎動物病院診療件数より)。
という表記をどこかでお読みいただいたことがあるかもしれません。
上記のケースはまさにそれに当てはまっているの「かもしれません」。(※あくまでも推測です)
アレルゲンテスト陽性食材を食べなくても症状が出ることもある
もし、そういう話だと、せっかくアレルゲンテストをされたのかもしれませんが、アレルゲン食材を食べなくとも、アレルゲン物質に触れなくても、症状は出るかもしれません。
ちなみに、アレルゲンテストの結果が必ずしも症状にそのまま反映されるわけではないことは覚えておいてください。。
現時点での最優先課題はアレルギー症状かどうかを確かめること!
話を元に戻しますが、現在の最優先課題は【なぜ、目の症状が出ているのか?】をもう一度調べてもらうことをおすすめします。
そして同時進行で、
●眼の洗浄
●寝床の掃除
●よくいる部屋の掃除
●キレイを維持(消えミストやエアラクア)
をしてみてください。
もし、異物量が多くてそれに反応しているだけなら、異物量が減ればアレルゲン検査の結果に関係なく症状が落ち着くはずです。そして、「ナンだったんだ今までは?」状態になるので、試す価値はあると思います。
結果が出ないときは失敗ではなく「改善の余地あり」
須崎動物病院には同じ様な子がよく連れて来られるのと、それほど難しいことではないし、仮に「やったけど結果が出ない…」という結果になるようでしたら、
- やり方が正確でないか?
- 他に見落としがあるだけ
かもしれませんので、希望をもって取り組まれてください。
ちなみにやるときは、いったん薬で症状を抑えつつ、原因を探って減らしてくださいね。
原因療法は西洋医学の動物病院では行っていないと思いますので、東洋医学系の動物病院で「対応してくださるところ」に連れて行ってあげてください。
症状が出るには、必ず原因があります。
原因を身体の処理能力の範囲内に減らせれば、症状が出続ける理由はなくなります。
ひょっとしたら現在は、飛び込んできた異物を排除しようと「正常に反応しているだけ」かもしれないので、調べていただき、問題解決が出来ることを願っております。
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