フェレットから学ぶ食欲低下、嘔吐、下痢、血便の「根本原因」

原因療法 病気・症状

今まで診た症例では、100%「単なる感染」でした。


感染が起これば、

食欲低下→満腹状態より空腹状態の方が免疫力は発揮できるから!

嘔吐→上記の理由から食事を入れたくない

下痢→さっさと排泄したい

血便→腸粘膜を剥がしてでもリセットしたい

という理由から、上記の症状が出たのでしょう。


「症状」は必要があって出ます。
必要の無い症状はありません。


ということは、何か症状が出たら、
「何か原因」があるのであり、動揺するのではなく、「原因はなんだろう?」と、考えなければならないのです。

「何か病気かも…」ではないのです。

「この症状の原因はなんだろう?それを探り、排除し、症状が出る理由が無くなれば自然と症状は消えるのだから、症状を消して誤魔化すのは止めよう!最優先課題は、症状消しではなく、原因追求&除去だ!」
と考えたいものです。


なぜ身体の正常な排除のステップをワザワザ薬で止めて安心できるのですか?

血液循環を低下させて症状を消した結果、身体の反応がおかしくなってしまっているのではないでしょうか?

症状が出るのは可哀想ですか?

では、ワザワザ薬を使って、せっかく出そうとしているものを体内に押し込めるのは、可哀想ではないのでしょうか?

何か、捉え方が間違っていませんか?

優先順位が違ってやいないでしょうか?

これは、価値観の問題でしょうか?


僕は違うと思います。


そろそろ、我々獣医師もパラダイムシフト起こさないといけないのではないでしょうか?

お金がなくなったら、安易にお金を借りて安心するでしょうか?

そうではないですよね!?

フェレットは機械じゃないのです。

もっとフェレットのことを考えましょうよ。

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