我が家の犬猫が口内ケアをしているのですが口臭が消えません

口腔ケア

※前回のコラムから続きます

よく、
「口内ケアをしているのですが口臭が消えません」
という飼い主さんの声を伺います。

なぜそんなことになるのでしょうか?

口内ケアしても口臭がするのはなぜ?

診療経験上、断言しますが、
ツールの選択と使い方に改善の余地がある
のだと考えます。

なぜなら、当院のツールを「正しく」使えば、

よほど歯根部に大きな問題が無い限り、
基本的には一週間程度で口臭は消えるからです。

ですから、口内ケアをしていても口臭が…
という場合は、次のステップができているかどうかを
確認してください。

須崎動物病院の口内ケアはスリーステップ

須崎動物病院の口内ケアは
次のスリーステップです。

1.口内除菌(5分以上)
2.水で薄める
3.良い菌を入れる

口内除菌(5分以上)

当院で使っている製品は、菌の培養実験で
食中毒菌(サルモネラ菌や大腸菌O-157)は1分で
院内感染の原因菌(MRSAやセラチア菌)も3分で
増殖不能にする実験をしております。

ただ、「シャーレの中」と口内は条件が違うので、
全体に拡げてから5分はマッサージしながら
放置してくださいとお伝えしております。

もちろん、忙しいときは
短くなっても仕方ないのは、
人間の歯磨きと一緒です。

実際、飼い主さんで、歯医者に行って
歯の表面に菌の膜が張っているのを
顕微鏡で見せられ、

「歯磨きでは無理だから処置しましょう!」
と言われたのを、

「ちょっとまってください!」
と無理矢理延期してもらい、
当院の口内ケアセットを使ったら…
(良い子は真似しないでください)

歯医者もびっくり!
「菌の膜がありません…何をしたんですか?」
となったとか…。

人に使ってくださいとは全く申し上げませんし、
その方は自己責任で勝手にやっただけなのですが、
たった一例ですが、そんなこと「も」ありました。

【くどい様ですが、真似しないでください!】

人の話は余談として、
上記のような実験結果を出しているので、
自信をもってオススメできますし、
それでも問題がある場合は、

●クマ笹やフィトンチッドの量が少ない
●磨き切れていない
●歯根部に大問題がある

のどれかが原因のはずです。

水で薄める

菌を殺す液が拡がった口内に、
そのまま有益な菌を入れたらどうなると思いますか?

そうです、その菌も死にますね?

だから、水で薄めるのです。

スポイトなどで水を口の中に入れて、
確実に薄めてください。

もしくは30分以上放置してください。
しかし、これだと、唾液量で変わるので、
確実に効果を得たければ、
水で薄めた方がいいです。

有益な菌を入れる

当たり前のことですが、
世の中に100%確実なことなどございません。

歯ブラシだけで全てが解決するわけではありません。

ブラシが届かないところだってあるわけです。

そこに、有益な菌を送り込んで、
菌同士闘っていただくことが重要です。

このように、
適切なコントロールができれば、
口臭は問題ではなくなります。

ぜひ、正しく行ってください。

あなたが
「正しくできているかどうか?」
を確認するためにも、
ぜひ、須崎動物病院の口内ケアセットを
使ってみてください。

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