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基本的には戻らないといわれています
一般的にも、私の経験上からも、確かにその可能性が高いです。
しかし、私も他の先生方もそうだと思いますが、あの手この手で対処させていただいておりますと、「腎臓の数値」が下がってくることがあります。
ですから、
「相手は生き物であるが故、100%断言できることは無い」
と改めて感じております。
可能性がゼロでもない(戻ることもある)
実際には、
「確かに状況としては厳しいけれど、回復する可能性はゼロではない。」
というのが、私の見解です。
腎臓は本来血液をキレイにする臓器!
実際には、腎臓は「血液のフィルター」で、
そのフィルター機能が何らかの理由で低下したために、
本来ならば血液中から排泄されるべきのもが
排泄されずに血液中に残ってしまうために
「腎臓の数値(クレアチニン値)が高い」
という状態になっています。
戻ることより、これ以上の悪化を防ぐのが現実的で優先
この様に「排泄されるべきものが排泄されない」という状態は
フィルターの目詰まりともいえ、
この様になる理由は、フィルター機能の崩壊のため、
「適切にろ過できない」
わけです。
その上で戻ったらラッキー!
しかし、
その目詰まりの原因によっては、不思議と元に戻ることがあるのも、また診療現場で起こっていることです(再現性は無いかもしれないけど…)。
身体は新陳代謝で変化している!
ですから、かかりつけの先生に点滴をしていただいたり、
原因を減らしたりすることで、解決する可能性が「ゼロではない」ので、
「可能性がゼロでないなら何かしてみたい」
と諦めたくない、抗いたい飼い主さんは、
あきらめずに原因療法的に原因を探って減らしてもらって、どうなるかを確認するのもいいかもしれません。
人体は5−7年で作り直され、全て入れ替わる!
身体は新陳代謝をくり返しており、約5−7年かけて身体のほとんどの細胞が入れ替わるらしいです。
ということは、腎臓病が発覚してから体質改善に取り組めば、腎機能が低下したときとは違う状態になり、その結果「なぜか大問題が落ち着いた…」なんていう可能性もあるわけです。
そのためにも、”You are what you eat.(身体は食べたもので作られている)”を適切に理解し、体質を変え、腎機能が低下しきらないようにして、どうなるかを観察するのもいいかもしれませんね。
応援しております。