なぜ飼い主さんは悩んでしまうのか?その原因とは?

診療

先日「ペット食育協会 准指導士養成講座」を開催いたしました。

2日間通しての感想をまとめると

第1位!「とてもおもしろかった!(←ためになったじゃ無いんかいっ!)」
第2位!「今まで文章を読めていないことがわかった。」
第3位!「今まで書いてきた記事がわかりにくい理由がわかった。」
第4位!「自分なりに勉強してきたことが、つながっていないことがわかった」
第5位!「相談にのるときの取り組む姿勢の本質を初めて知った」

こんな感じでした。


当院の診療にいらしたことのある方はわかると思いますが、大抵の飼い主さんは

「今必要なことではない疑問を持つことで不安にさせられている」
「全く本質的に必要でないところで迷わされている」
「あきらめなくてよいところであきらめさせられている」

ことが多いものです。


多くの方が、
●調べて出てきた情報を「正確に」読めていなかっただけ
●伝える側も「正確に」表現できていないだけ
という状況の中で、悩んでいたりするものです。


もちろん、全てが現時点で解決できる訳ではありません。

しかし、気付いたら少しずつ改善していきたいものです。

「人は正しいことではなく、信じたいことを信じる」
という名言があります。


つまり、人はありのままの現象を見ているわけではなく、
独自のフィルターを通じて
独自の意味づけをして
物事を見ているということです。


「もう治らない」というフィルターを通して動物を見ている人
「やってみなければわからない」というフィルターを用意する人
どちらが正しいというわけではなく、人それぞれです。


あきらめるも良し、
悪あがきと言われようともチャレンジするも良し、


正解なんて無いんですから、
自分の決断を信じて取り組みたいものです。


しかし時には、
自分が正しいと思い込んでいることも、
「自分の勘違いではないか?」
と自問自答、確認していきたいものです。

須崎も常にスクラップ・アンド・ビルドを行い、日々「カイゼン」しようと思っております。


そのお陰で、うちのスタッフから
「前の変更に慣れないうちに、また変わるんですか…。」
と、言われる日々を過ごしております。


「よどみに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中の栄養学情報、須崎の診療、またかくのごとし。」

これからも頑張っていきます!

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