愛犬愛猫の免疫力を高める方法?高めないと使い物にならないの?

免疫力を高める方法

愛犬・愛猫の免疫力を高める必要はあるのか?

須崎動物病院の診療現場で起こっていること

須崎動物病院の診療・電話相談では、
「免疫力を高める食材やレシピ、サプリメントを教えてください」
というご質問をよくいただきます。

確かに、世の中は「免疫力アップ・ブーム」のようで新聞・雑誌・テレビの情報は「免疫力強化法」の内容が多く、飼い主さんの興味が「免疫力」に向くのは当然の結論と言えるでしょう。

「免疫力」は低下しているの?

しかし、実際の所、免疫力は低下しているのでしょうか?
わざわざ何かをして強化しなければ、使いものにならないような「脆弱なシステム」なのでしょうか?
そもそも、「一体何を指標にして低下している」と調べたのでしょうか?
雰囲気でしょうか?

何か症状が出ると、すぐ「免疫力」と反応する人がいますが、実際は勝手に作動して、全自動で処理してくれるシステムなのではないでしょうか?

免疫システムは根本原因を排除しようとしている!

体調不良の状態としては、大きく2種類考えられます。

1つ目は、感染・汚染が普通なのですが、処理する力(免疫力)が低下している状態
2つ目は、免疫力は正常なのですが、感染・汚染が凄すぎて、処理が追いつかない状態

前者は処理能力を高める工夫が必要ですが
後者の場合は、処理能力を高めるより、体内感染・汚染の排除(デトックス)の方が重要です。

闘う力が弱っていたら症状を出すこともできない…

実際、当院の診療では後者のケースと判断した場合は、処理能力を特別に上げることなく、根本原因排除→症状緩和 と移行することがほとんどです。

しかし当院には、後者のケースなのに「免疫力を強化する方向」で時間がムダに経過し、その間に状態がこじれ、体力も低下してしまって、なかなか自力で改善できない…という状況になったのでお越し下さるケースが少なくありません。

時間との勝負…なこともある

元気なうちは有効なものがいろいろありますが、深刻な状況になると有効なものを探すのが大変になることもあります。
ぜひ、何でもないうちから「原因療法」を活用して、「原因」の体内蓄積を定期的に解決していきたいものです。
そのためには、飼い主さんにも正しく理解していただくことが必要になってきます。

症状が出たら、症状を消すことも大事ですが、【原因を減らして症状が出続ける理由をなくす】という選択肢も大事なのではないでしょうか?
もし、「そうだよな…。原因放置して症状だけ消したら、こじれるに決まっているよな…。原因減らすことも大事だよな…」と共感してくださいましたら、ぜひ「原因療法」という選択肢も選べるように、普段から意識しておいてくださいね。

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