先日、バイオレゾナンス医学会の全国大会に
登壇させていただきました。
テーマは
プラズマ療法
簡単に言うと、
===
細胞のミトコンドリアを刺激して
ATP産生量を増やそう!
===
というお話でした。
ATPが増えるとどうなるのかは
セミナーで各演者がお伝えしたとおりですが
私のパートでお伝えしたのは
質問の質は人生の質!
質問した内容に応じた答えしか返ってこない!
欲しい結果につながる質問をしよう!
ということで、
「エアコンは何度に設定したらいいですか?」
はダメな質問で
「室温は何度にしたらいいですか?」
が適切な質問です。
なぜなら、
あるご家庭のエアコンのように
29℃に設定しているのに室温が21℃になる場合や
とあるご家庭のように
18℃に設定しているのに24℃になる場合
があるからです。
●エアコンの性能
●ガス充填の状態
●部屋の広さ
●部屋の暖まりやすさ
など、条件が異なるからです。
また、あるご家庭では
エアコンで除湿しているのにカビの問題があり
湿度計で測ってみたら70%を超えていました!
ということもありました。
科学の大前提に
条件が変われば結果が変わる
というものがあり、
そりゃそうだ!
という話でもあります。
そこで、
「プラズマ療法の機械に何分当てたら良いですか?」
という質問では適切な答えはみつからず
「この子の場合、何分当てたらいいですか?」
がまぁまぁな質問なのですが、
それに対する返答は
調べてみないと一概に言えないです
がベストの返答となります。
なぜなら!
●その子が今どんな状態なのか?
●何分当てたら望む状態になるのか?
●それがどれくらい持続するのか?
●目標とする期間維持するためにはどれくらい当てたらいいのか?
など、いろいろ調べる必要があるからです。
また、「~病の場合は?」と聞かれても
●本当に「~病」なのか?
●仮に「~病」だとして、根本原因はどこにあるのか?
などで変わってくるのも当然のことです。
そんな話をしたからか、
その翌日からの診療では
●このサプリはこの子に合ってますか?
●このサプリはこの子に必要ですか?
●今のトリートメント時間は最適ですか?
●この子にとって結果につながるトリートメント時間は?
などなど、飼い主さん達の質問の質が変わってきました!
欲しい結果につなげるためには
「適切な質問」をする必要があります。
セミナーで
===
「何分当てたらいいですか?」
という質問をするより
実際に調べて、最適な時間を探った方が
いいですよ
===
とお話したつもりなのですが、
最後の質問コーナーで
「脳腫瘍のチワワには何分当てたらいいですか?」
というご質問をいただきました…
伝え方が悪かったなと反省しております。
でも、質問する側の方も
「望む結果につながる質問をしよう!」
と意識しながら、質問していただけると
いろいろ解決できることが増えるのではないかと思います。
ちなみに…
あの後、市販されている
「ATP産生量が増えるといわれているサプリ」
をお持ちになって、この子に合う?必要?判定をした
当院に連れて来られたケースに限っての結果ですが
ATP産生量を増やすのには役に立たない(この子には)という結果になることが100%でした!
もちろんこのことは
●この子の今の状態には必要ない
可能性が高いことが疑われると思うだけで
●サプリ自体に意味がないのか?
●この子の状態が変わったら必要になるのか?
●この子の状態がどうなろうと必要ないのか?
はその時点では判定できません。
私なら他のことにそのお金を遣うかな?
という感じです。
もちろん、
===
このサプリをのみさえすれば
今抱えている問題が解決するのです!
本当に解決するのです!
===
という確信が持てるならば、
それはそれでプラシーボ反応を引き出す
という意味で有益だとは思います。
バイオレゾナンストリートメントも
トータル1時間で調整が完了する子もいれば
2時間も3時間もかかる状態の子もいます。
ですから、身体が傷んでいるならば
===
調整が整うまで、必要な時間かけてください
===
とお願いするのがいいと思います。
同様に、
===
今日調整できても、
すぐ元に戻るなら意味がないので、
適切な状態が維持できる範囲で
来る頻度を調べて下さい
===
とお願いするのもいいでしょう。
せっかく受けに行くのに
すぐ調整が崩れるような状態になるよりは
望む結果が得られる調整をする方がいいと思うので…
以上、ぜひ、参考にしてみて下さい。