睡眠時間と体調の関係→愛犬・愛猫の寝ている時間が増えた理由とは?

診療

何度もお伝えして耳タコでしょうが、
私は昨年(2021年)の7/29から10/15までの二ヶ月半入院しておりました。

退院後の大きな変化として、
入院前は4時間半睡眠で目が覚めていたのが
退院後は7−8時間眠らないと目が覚めなくなったことです。

睡眠時間がなぜ長くなったのか?

友人である睡眠学の研究者に聞いたところ
===
最初の4時間で大まかに修復を行い
次の4時間で細やかな修復を行う
===
のだそうです。

だから、7−8時間は眠れと…

===
きみは入院前は完全な修復がなされていないで
闘い(昼の活動)に行っていたんだろう

だから、今は「身体が必要としている」から
7−8時間眠るんだよ!
弱っているとかじゃなくて
「必要」なんだ!

だから安心して眠れ!

きっと「そのうち」「元に戻る」!
===
と…

必要な修復が完了するまで眠る

そんなわけで、
退院後の10月から
一度眠ったら7−8時間は目が覚めない
ような身体になってしまったので
結構落ち込んでいたのですが、
周りからは「ふつう」と言われ
ちょっとだけ安心していたりしました。

僕は肺と腎臓の機能に難があったので
毎日動物診療で使っている道具達を駆使して
「あのとき、あの子はこうしたらこうなったよな…」
「論文ではこういうケースでこうなっている!」
という経験や知識を踏まえてセルフ・ケアし、
肺と腎臓の機能がほぼ元に戻り
あとは微調整する段階に変化できました!

そんな僕が、なんと!
退院から約7ヶ月後の
5月20日ころから!

4時間半眠ったら目が覚めるようになりました!

四時間半の睡眠時間で大丈夫になったワケ

いろいろ元に戻ってきたから、
四時間半の睡眠で大丈夫になってきたのかわかりませんが
ここで油断せずに、効果的なセルフ・ケアを続けつつ
完全復活を目指したいと思っております。

そんなことを踏まえて本題へ!

===
最近、うちの愛犬・愛猫が
寝ている時間が増えました。
何か問題があるのでしょうか?
===
と診療中によく聞かれるのですが、
上記を踏まえると…

愛犬愛猫の睡眠時間が長くなったワケ

1)長く眠ることは悪くなくて、修復が必要な時間眠っている
2)修復が必要な事が多いのか?
3)修復に時間がかかるようになったのか?

ということかもしれません。

もちろん、
実際どうなのかは身体を調べてみないとわからないのですが、
2)の体内で何かが起こっているから長時間眠るという場合は
他にもサインが出てくると思うので、

おそらく飼い主さんは気付くと思うのです。

3)は徐々に「そう」なってくるので、
「年齢的に仕方ないか…」
と受け入れてあげるのもひとつ!

間違っても、睡眠が必要だから眠っているのに
無理やり起こしたりしないで
そっとしておいてあげるのも飼い主の優しさです。

もちろん、
===
大変な事が体内で起こっているわけではないよね?
===
は確認しておいて、大丈夫なら
必要なだけゆっくりさせてあげてください。

眠る時間が長くなるのにはそれなりに意味があるよっていうことを
ぜひ思い出して下さいね。

歳を重ねると体調が悪くなる原因とは?
様子をみてはいけない理由とは?
を須崎の放談会2022で詳しく解説しました。

ぜひ、参考にして下さい。

関連記事